スロバキアのスカイトル、チェコの道路料金徴収事業に参入か

道路料金徴収システムを運用するスロバキアのスカイトル(SkyToll)がチェコでの事業参入を狙っている。同国で料金徴収を行ってきたオーストリアのカプシュ・トラフィックコムと政府の契約が今年末に終了することを見越したもので、スカイトルは2017年からの3年契約を目指す方針だ。チェコ現地紙『CTK』が先ごろ報じた。

17年以降の契約をめぐっては、チェコ運輸省による新事業者の選定作業が開始されていない中、昨年末に政府関係者が選択肢の1つとしてカプシュとの契約延長を検討していることを明らかにしている。スカイトルは事業を受注した暁にはカプシュのシステムを自社のものと入れ替える計画だ。

カプシュは07年以来、チェコでの道路料金徴収事業で670億コルナを徴収し、180億コルナ(約6億6,600万ユーロ、売上税含まず)の収益を上げている。(1CZK=4.80JPY)

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