露アフトワズ減産、半年間は週4日操業に

ロシア自動車最大手のアフトワズ(AvtoVAZ)は15日、生産調整を開始したと発表した。需要の落ち込みに対応する措置で、今後6カ月にわたり操業日数を週4日に抑える。

11日に発表した2015年12月期の最終損益は737億5,400万ルーブル(9億3,250万米ドル)の赤字となり、赤字幅は前期の3倍近くに膨らんだ。売上高は8%減の1,764億8,200万ルーブル、営業赤字は354%増の669億1,800万ルーブルに拡大した。

監査を担当したアーンスト・アンド・ヤング(E&Y)は、アフトワズの当期末短期債務が流動資産よりも677億8,000万ルーブル(8億5,520万ドル)多いことから工場操業を継続するのが困難になると指摘していたものの、同社は15日までに株主の協力を取り付け、当面の運転資金を確保することに成功した。(1RUB=1.44JPY)

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