モンテネグロのオフショア開発権、伊と露の企業連合が取得

モンテネグロ政府は先ごろ、同国海域の石油資源の採掘利権を伊石油・ガス大手エニ(Eni)とロシアの天然ガス会社ノヴァテク(Novatek)による企業連合に譲渡することを承認した。議会の承認を得た後、両社は年内に開発プロジェクトに着手する。

南西部ウルチニ市沿岸の4鉱区の利権入札では最高応札価格を提示したエニとノヴァテクが1月末に落札した。利権享受期間は30年で、第一段階として約8,500万ユーロを投資するもようだ。

政府は海外からの投資を呼び込むとともに国内のエネルギー供給の安定化につなげるため、2013年に南部アドリア海域の13鉱区(総面積3,200平方キロメートル)の開発利権の入札手続きを開始した。墺OMVと米マラソンオイル、ギリシャのエネルジャンオイル&ガスと英メディテラニアンオイル&ガスの各企業連合も応札したとみられる。

上部へスクロール