ブルガリアの製薬大手ソファルマはこのほど、66.72%を出資する子会社メディカ(Medica)の少数株主から30.78%を取得した。残り2.5%を持つ株主が売却に応じない場合、ソファルマは3カ月以内に新たな買収オファーを提示する可能性がある。
ソファルマは2014年にメディカに23.2%を出資し、資本参加した。長期的に同社を100%傘下に収める戦略にもとづき段階的に出資シェアを引き上げてきた。66.72%を確保した昨年10月に少数株主に対して1株当たり3.5レフでの買収オファーを提示していた。
ソファルマは2000年の民営化後、生産設備や工程の近代化を進めてきた。現在、医薬品のほか、栄養サプリメントや化粧品、医療器具なども生産している。