ロシア発の携帯通信アプリの利用者、1億人を突破

ロシアで開発されたモバイル用インスタントメッセージアプリのテレグラム・メッセンジャーの月間利用者数が1億人を突破した。同アプリを配布するテレグラム・メッセンジャー社が2月23日明らかにしたもので、1日の新規利用者数は35万人、1日当たり15億通のメッセージがやりとりされているという。

同アプリはロシア最大のソーシャルネットワークサービスのVKを創業したパーヴェル・ドゥロフ氏が開発、2013年に配布が開始された。現在利用者は世界200カ国に広がっている。

ドゥロフ氏はロシア経済紙『ベドモスチ』に対し、次の目標はメディアやブロガー向けのネットチャンネルだと述べた。現在1日4億回に上る視聴数をさらに拡大する意向だ。

2013年にテレグラム・メッセンジャーを設立した同氏は翌年、VKの株主と対立し同社を追われたが、その後和解した。現在同社はベルリンに拠点を置いている。

テレグラム・メッセンジャー社を巡っては昨年11月、ロシア下院憲法委員会副議長のアゲーエフ氏が、同社のメディアサービスがイスラム国(IS)のテロリストによって利用されているとして、国家保安庁(FSB)に同社のサービスを規制するよう要請を行った。これを受け同社は関連チャンネルの閉鎖を決定している。

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