2016/5/18

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

スロベニア最大手銀行NLB、民営化に向けIPO

この記事の要約

スロベニア政府はこのほど、国内最大の金融機関である新リュブリャナ銀行(NLB)の民営化を株式公開(IPO)により実施する方針を固めた。この秋に具体的な手続きを公表し、年内に完了する。民営化後も国が25%プラス1株以上を保 […]

スロベニア政府はこのほど、国内最大の金融機関である新リュブリャナ銀行(NLB)の民営化を株式公開(IPO)により実施する方針を固めた。この秋に具体的な手続きを公表し、年内に完了する。民営化後も国が25%プラス1株以上を保有する見通しだ。

今回の決定について、国の資産を管理するスロベニア国家持ち株会社(SDH)は、民営化のコンサルタントを務めるドイツ銀行の調査に基づくと説明。投資家への売却よりも上場の方が売却益が大きくなるとの見方を示した。

上場先はリュブリャナ証券取引所と国外の証取の2カ所だが、どの国の証取になるかは明らかにしていない。

なお投資家の関心を高めるため、政府出資率を超える株式の取得を禁ずる現行の方針も見直される見通しだ。

NLB銀は今年民営化が予定されるスロベニア国営33企業のなかで最も規模が大きい。また、欧州委員会との取り決めで年内までに民営化を完了することになっている。

一方、経済専門家らは政府の方針に疑問を投げかけている。株式公開のほうが高く売れるかは不確かで、政府が筆頭株主の立場を維持するのもNLB銀のためにならないとみる。NLB銀の将来性を確保するには、外国金融機関など戦略投資家に売却するのが最良という意見だ。