トルコ進出企業、投資継続へ

クーデター未遂事件が示す政情不安にも関わらず、多国籍企業の多くは対トルコ投資を継続する方針を表明している。

英ボーダフォンのヴィットリオ・コラオ最高経営責任者(CEO)は、トルコ市場の力強い成長に言及し、自社にとって重要市場であることを改めて確認した。

トルコ・シーメンスのゲリシュ社長は対トルコ投資計画に変更はないと言明した。160年に上るトルコ事業の経験を通じ、同国が政治、経済、社会的危機を乗り越える力を持つことを認識していると付け加えた。

ノルウェーのスタットクラフトもトルコ経済への信頼を表明し、水力などの発電事業に投資していく方針を示した。

一方、ドバイの投資会社アブラジ・グループは7月26日、同社初のトルコ投資ファンド「アブラジ・ターキーファンドI(ATF I)」への投資額が予定の5億米ドルを上回る5億2,600万ドルに達し、募集を締め切ったと発表した。

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