ハンガリー中央統計局(KSH)が11日発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で0.6%となり、前月のマイナス0.1%からプラスに転じた。インフレ率の上昇は5カ月ぶり。市場は0.7%のプラスを予想していた。
品目別では食料品が0.8%上昇したほか、アルコール飲料・タバコが2%、サービスが1.3%、衣料品・靴と耐久消費財はどちらも0.2%の幅で上昇した。一方、自動車用燃料を含むその他の製品は0.7%の下落にとどまった。燃料・電力は横ばいだった。
価格変動の激しい食品と燃料価格を除いた基礎インフレ率(季節調整済み)は1.4%で、前月から0.2ポイント拡大した。