チェコ統計局(CSU)が10日発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で0.5%の上昇にとどまり、上げ幅は市場予測の0.6%を下回った。インフレ率の低下は3カ月ぶり。
品目別でみると、アルコール・たばこが4.4%、医療が2.6%、教育が1.9%、衣料品・靴とホテル・レストランがどちらも1.1%、その他の財・サービスが1%、娯楽・文化が0.9%、住居・水道・エネルギー・燃料が0.4%、郵便・通信が0.3%、家具什器・修繕が0.2%の幅で上昇した。一方、運輸が1.6%下落したほか、食品・非アルコール飲料が1.3%低下した。
同国の今年のインフレ率は5月に0.1%に低下し、6月も横ばいだったものの、7月には0.5%、8月は0.6%に上昇した。過去12カ月の平均インフレ率は0.3%。