スロバキア、最低賃金7.4%引き上げ

スロバキアのフィツォ首相は17日、法定最低賃金を来年1月から月額435ユーロに引き上げる法令に署名した。今年の405ユーロから7.4%の賃上げとなる。

フィツォ首相は国営TASR通信に対して、最低賃金を19~20年には500ユーロまで引き上げる方針であることを明らかにした。現状の経済状況から判断して実現性が高いとしている。また、最低賃金を定期的に引き上げるシステムを整備する考えも示した。

スロバキアでは最低賃金額を政府、雇用者、労働組合の三者協議で決めるが、交渉が決裂したため労働省が調停に入り、引き上げ額を提示していた。

リヒター労働相は、最低賃金引き上げが失業者の就労意欲向上につながると期待している。

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