独エネルギー大手エーオンのハンガリー子会社であるエーオン・ハンガリーは先ごろ、スイス重電大手のABBと電気自動車(EV)向け急速充電スタンドの設置で提携することで合意した。ABBは今後3年間、テラ53型充電施設の設置や充電スタンド網の運営を支援する。
ABBが設置したEV充電スタンドはこれまでに世界各地で約3,000カ所に上る。ハンガリーでは2012年に同国の石油最大手MOLの給油所に設置して以来、リスト・フェレンツ・ブダペスト国際空港などの主要施設や、北部のタタバーニャ及び東部のビュクカラニョスに開設してきた。
ハンガリー政府は2020年までにEV登録台数5万台を目指しており、昨年にはEV充電スタンドの設置に対する助成措置の導入、駐車場の運営事業者に対する設置義務付けなどを行っている。
ABBは世界100カ国以上で事業を展開し13万5,000人を雇用する。ハンガリーには1991年に進出している。