スロバキアの自動車部品メーカー、マタドールは同国のニトラに新工場を開設した。直接部門で170人、間接部門で400人を雇用し、アルミ合金製品のプレス加工を行う。投資額は2,240万ユーロで、うち政府が320万ユーロを助成し、170万ユーロの税の減免を行った。1400万ユーロは技術分野への投資に充てる。現地通信社TASRが先ごろ報じた。
マタドールの子会社、マタドール・オートモーティブ・ヴラーブレは2015年9月、近隣諸国からの需要増大を理由にニトラの生産拠点を拡大する計画を表明していた。新工場の製品は同地に工場を建設している印英系ジャガーランドローバー(JLR)にも供給する。現在マタドールはニトラ周辺で1,200人余りを雇用している。
同社のロシナ会長はまた、労働力不足のため230人の外国人労働者を雇用することを表明し、技能労働者育成のため、仕事と教育を並行して進める「デュアル」プログラムに対する政府の支援を訴えた。それに対しフィコ首相は国の負担額を増額する意向を示している。