ロシア石油最大手の国営ロスネフチが5日発表した2017年1-3月期(第1四半期)の純利益は前年同期比8.3%増の130億ルーブル(2億2,200万米ドル)となり、市場予測の220億ルーブルを大きく下回った。平均原油価格は前年同期より約50%上昇したが、通貨ルーブル高で増収効果が弱まった。
売上高は競合バシネフチの買収などで34.5%増の1兆4,100億ルーブルに拡大。営業利益(EBITDA)も22%増の3,330億ルーブルに増加した。
生産量は日量5,790万石油換算バレル(7,030万石油換算トン)で、前年同期に比べると増加したものの、石油輸出国機構(OPEC)との減産合意前の昨年10月比では7万バレル減っている。(1RUB=1.94JPY)