ベラルーシ・中国合弁、クレーン車生産を開始

ベラルーシの商用車大手ミンスク自動車工場(MAZ)と中国の建機・重機メーカー中連重科(Zoomlion)の合弁Zoomlion-MAZが、同社初のモデルとなるクレーン車「TMC-25」の生産を開始する。現地通信社ベルタが17日に報じたもので、数カ月以内に別の車両モデルも導入する計画だ。

TMC-25はMAZ製車両の荷台部にZoomlionのクレーンを取り付けた中型モデル。ベラルーシ東部マヒリョウにあるMAZ子会社の工場で、セミノックダウン方式(SKD)で組み立てる。吊上荷重は25トンで、コンテナから大型の建設用貨物まで扱える。ロシア、ベラルーシ、カザフスタンなどユーラシア経済連合EU)での販売を予定する。

Zoomlion-MAZは今年2月に設立された。来年からバッチ生産(多モデル少量生産)を開始する予定で、クレーン車、コンクリートポンプ車、ミキサー車などを主に輸出向けに生産する。同社のヴォヴァロフ社長は、「5、6年以内に生産台数を7倍に拡大する」と意欲をみせる。

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