独ノルマ、HV用ラジエータホースをポーランドで量産

独接合部品大手のノルマは7日、来年からポーランド中部のピリツァ工場でハイブリッド車(HV)の部品生産を開始すると発表した。仏自動車メーカーからの受注に対応し、冷却システム用の樹脂製ラジエータホース、クランプを製造する。年間でHV約4万7,000台分にあたる15万個を生産する予定。

電気自動車(EV)やHVでは車体後部にバッテリーを搭載するため、冷却システムのホース全長がエンジン車よりも長くなる。樹脂製ホースとクランプはゴムや金属製品より約30%軽く、車体重量の軽減に寄与する。

ノルマは2000年にピリツァ工場の操業を開始。13年には現地同業の部品販売事業を買収するなどポーランド事業を強化している。中東欧ではこのほか、チェコのフストペチェ、セルビアのスボティツァ、ロシアのサマーラ州に生産拠点を持つ。

上部へスクロール