シュコダ自の5月販売台数9.9万台、過去最高を更新

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車が14日発表した5月の販売台数は9万9,000台となり、5月単月として過去最高を記録した。特に欧州、インド市場の好調がけん引した。シュコダ自では新型SUV「コディアック」に始まるSUV攻勢で、今後も販売が伸びると見込んでいる。

モデル別では3月に発売した「コディアック」が7,500台売れたほか、小型車の「ファビア」が4.5%増の1万8,600台、欧州限定のシティカー「シティゴ」が20.7%増の3,500台と健闘した。旗艦モデル「スペルブ」は0.2%増の1万2,500台だった。

中核モデルの「オクタビア」は10%減の3万3,000台、コンパクトカー「ラピッド」は12%減の1万6,100台、コンパクトSUV「イェティ」は8%減の7,800台に後退した。

地域別では欧州が4.1%増の4万2,800台、中欧が14.5%増の1万9,000台、ロシアを除く東欧が9.9%増の3,600台、ロシアが5.9%増の5,000台、インドが34.1%増の1,300台と、全体的に好調だった。

唯一、中国で6.1%減の2万4,200台に縮小した。シュコダ自によると、モデルの見直しが原因で、下半期には需要が持ち直す見通しだ。

「コディアック」は3月の市場投入以来、1万7,100台を販売した。先月、ストックホルムで発表された、不振の「イェティ」の後継モデル「カロック」は今年10-12月期の販売開始が予定される。

上部へスクロール