スロベニア北東部のマリボル空港で、同国とロシアの郵便公社が合弁で物流センターを設立する計画が浮上している。21日に会談したロシアのニキコロフ情報相とスロベニアのポチヴァルシェク経済相が、スロベニアのSTA通信に明らかにした。欧州の国際小包事業への参入が目的で、早ければ数ヵ月以内にサービスを開始できる見込みという。
両国は5月半ばに合弁事業実施に向けた交渉を開始した。新物流センターは迅速な配達への要求が高まっているオンライン通販に焦点を当て、ロシアと欧州連合(EU)間の小包輸出入の拠点として整備する。
マリボル空港はリュブリャナ空港に次ぐスロベニア第2の空港。総面積4,100平方メートルの貨物保管エリアを備え、同国の航空貨物輸送の重要な拠点となっている。