韓国大宇造船、ルーマニア事業を蘭ダーメンに売却へ

韓国造船大手の大宇造船海洋が、ルーマニア子会社のマンガリア造船所をオランダの同業界最大手ダーメン造船グループに売却するもようだ。韓国経済新聞(電子版)が1日、業界筋の情報として報じた。交渉は売却価格で合意するなど最終段階にあり、共同出資者であるルーマニア政府の承認を待っている状況という。

大宇造船は昨年、国際事業再編の一環でルーマニア事業売却に向け交渉を開始した。ダーメンへの売却価格は同社の想定を上回る推定500~800億ウォンと見られる。売却益は債務削減に充てる予定。

マンガリア造船所は1997年、大宇が51%、ルーマニア政府が49%の出資比率での合弁会社として設立された。ルーマニア最大の港湾都市コンスタンツァから南に約45キロメートルに位置し、これまで石油タンカーとコンテナ船を合計127隻製造したほか、300隻以上の船舶修理を行った。

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