2017/7/12

総合・マクロ

中国向け天然ガスパイプライン「シベリアの力」、19年末開通へ

この記事の要約

天然ガス世界最大手のロシア国営ガスプロムは4日、中国向け天然ガスパイプライン「シベリアの力」を2019年12月から稼動することで中国石油天然気集団(CNPC)と合意書を交わしたと発表した。14年5月に結んだ供給契約に付随 […]

天然ガス世界最大手のロシア国営ガスプロムは4日、中国向け天然ガスパイプライン「シベリアの力」を2019年12月から稼動することで中国石油天然気集団(CNPC)と合意書を交わしたと発表した。14年5月に結んだ供給契約に付随するもので、30年間にわたり、年380億立方メートルを輸送する。

「シベリアの力」は東シベリア産の天然ガスを中国へ輸出するルートとして敷設が進められている。全長約3,000キロメートルで、ガスプロムが開発するチャヤンダ・ガス田(サハ共和国)とコヴィクタ・ガス田(イルクーツク州)を中国国境と結ぶ。