オランダのビール大手ハイネケンが、ハンガリー東部のマルトフュー工場での生産を中止する。2015年に開始した総額18億フォリント(600万ユーロ弱)の再編計画の一環で、ハンガリーの生産機能を1年後に西部のショプロン工場に統合する方針だ。マルトフューは配送・物流センターに改築する。
ハイネケンは再編に向けて、ショプロン工場で◇包装設備の拡張◇物流センター近代化◇生産能力の強化――を実施してきた。一方、マルトフューは「地の利(ハイネケン)」を重視し、物流拠点として維持する。
ハイネケンはハンガリーで520人を雇用する。増産に向けてショプロン工場の従業員数を増やす予定だが、マルトフュー工場で働く50人のうち何人が異動するかは明らかになっていない。(1HUF=0.42JPY)