感染症治療薬製造ゼリア、ラボサービスセンター新設

デンマークの製薬会社ゼリア(Xellia)は22日、医薬品有効成分(API)を製造するハンガリーのブダペスト工場にラボサービスセンターを開設した。投資額は1,300万米ドル。床面積は約3,000平方メートルで、微生物・化学分析実験室、製品検査センターなどを備える。

ゼリアは感染症治療薬の開発製造に特化し、デンマーク、ハンガリーのほか米国、中国に生産拠点を構える。新サービスセンターではAPIや最終製剤(FDF)のリリース試験、安定性テストなどのサービスを行い、社内の研究開発能力の向上に寄与する。現在40人の従業員体制で、2019年までに中核サービス拠点として80人に増員する計画だ。

ゼリア・ハンガリーは従業員250人。薬剤耐性菌の増加が需要の追い風となり、2016年売上高は前年比18%増の55億フォリント(1,800万ユーロ)と好調だった。今年も前年比で2桁増の達成を目標に掲げる。(1HUF=0.42JPY)

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