ベラルーシの国営商用車メーカーMAZが、中国のウェイチャイ・パワー(灘柴動力)とエンジン製造の合弁会社を設立する。新会社MAZウェイチャイは資本金2,000万ドルで、出資比率はMAZが30%、ウェイチャイが70%となる。ミンスク近郊に位置する中国との合同産業パーク「グレートストーン」に工場を建設し、トラック、特殊車両、バスに搭載するディーゼルエンジンを製造する。
新工場の敷地面積は1万5,000平方メートル。2018年11月8日に開所し、同年内に本格生産を開始する計画だ。
MAZはエンジンを自社生産していないため、ウェイチャイとの合弁事業を通じて調達リスクを回避する。カテリニッチ社長はエンジンだけでなくパワートレインの地元生産も検討していることを示唆した。
中国国営の山東重工傘下のウェイチャイ・パワーは、大型車両向けの駆動部品のほかトラック、乗用車を生産している。