ポーランドの自動車産業が好調だ。同国の自動車調査機関AutomotiveSuppliers.plがこのほど発表した今年上半期の生産額は過去最高の774億ズロチ(179億6,900万ユーロ)となり、前年同期比で7.5%増加した。輸出額は約10%増の132億ユーロで、通期では30億ユーロ増の220億ユーロとなる見通しだ。
自動車産業の生産額は過去5年間で40%増加した。自動車部品及び装備品の売上高は倍増し、上半期には435億ズロチ(100億9,900万ユーロ)に達した。雇用も増加しており、上半期の増加率は前年同期比で8%拡大し、雇用者数は過去最高の19万2,600人となった。
好調を背景に設備投資も増加する見通しだ。産業開発庁が今年6月に発表した統計によると、2016年の設備投資額は30億ズロチ(6億9,600万ユーロ)。投資増により生産額は1.5%から2%増加し、同国の工業生産額を0.1%から0.2%押し上げると予想されている。(1PLN=30.80JPY)