ロシアの武器メーカー、カラシニコフは9月25日、同社が開発した空飛ぶ乗り物「フライングカー」の試作機のビデオ映像をインターネットで公開した。公表された機体は1人乗りで、8つのローターを回転させて飛行する。同社の担当者は国営タス通信に対し、利用例を近く発表する予定だと述べた。
ビデオには実際に搭乗してデモ飛行を行った模様が収録されている。操縦席の周囲に8つの電動ローターが配置されており、操縦桿で操作する方式となっている。
カラシニコフはほかに電動バイクの製造にも乗り出している。一部報道では静音バイクを開発しているとされ、すでに試作車を警察に納入した模様。8月には国防省も電動バイクのテストを開始している。クリボルチコ社長によると、同社は電動バイクに重点を置き、様々なクラスを製造していく予定だ。