自動車・機械部品の製造を手がけるスロベニアのヒドリア(Hidria)は4日、米モーターメーカーのオーキッド・インターナショナルと環境対応車向けのモーター部品開発で提携すると発表した。電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)に必要な高性能モーターのコア、ローター、ステーター(固定子)などの主要部品の開発、販売で協力する。ヒドリアは北米での市場地位の強化、オーキッドは世界展開の加速を狙う。
EVやHVは、2025年には世界で生産される自動車の25%を占めると予測されている。ヒドリアとオーキッドはこれら車両の普及をにらみ、高品質のモーター部品やソリューションを提供していく。
ヒドリアはリュブリャナに拠点を構え、自動車産業と工業界向けに電磁鋼やモーターコア、機械部品を生産している。国内とドイツ、ハンガリーに合わせて5カ所の生産拠点を持つ。