ハンガリー中央統計局(KSH)が10月26日発表した2017年7-9月の失業率(15-64歳)は4.1%となり、前年同期比で0.8ポイント、前期(6-8月)比で0.1ポイント改善した。失業率は13年1-3月の12.4%という高水準から16年7-9月に初めて5%を割り込み、社会主義体制崩壊後の最低水準にある。
平均失業者数は18万8,200人で、前年同期より3万7,400人減少した。
失業率を年齢層別に見ると、25-54歳の働き盛り世代では3.5%、55-64歳の高年齢層でも3.5%で、それぞれ前年同期から0.8ポイント、0.5ポイント低下した。15-24歳でも1.3ポイント低下して11.3%に改善したものの、失業者全体の2割を占める同年齢層の雇用問題は引き続き大きな課題だ。
平均失業期間は15.4カ月。失業期間が1年を超える長期失業者は全体の40.6%を占めた。