クロアチア、中国からの物資向けに港湾整備の意向

クロアチアのプレンコビッチ首相は11月27日、中国からの積荷を念頭にアドリア海沿岸の港湾整備を行う意向を明らかにした。政府の発表によると、先ごろハンガリーのブダペストで行われた同首相と中国の李克強首相との会談において、同国の港湾を中国物資の欧州への荷揚げ拠点として利用する計画が話し合われた模様だ。

両首相の会談はブダペストで開催された中国と中東欧諸国による「16プラス1」首脳会議に関連して行われたもの。プレンコビッチ首相は「我が国は、(港湾都市の)リエカ、ザダル、スプリット、プロチェを欧州の港として中国の輸出品が集まる拠点とすることに関心がある」と述べた。

同首相はまた、クロアチアを訪れる中国人旅行者が今年は60%増となる見通しであると述べたほか、中小企業に関連した中国との協力も優先事項だと話した。

クロアチアでは来春、アドリア海沿岸のドブロブニクで16プラス1諸国の観光大臣会合が開催される予定。

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