チェコの2月インフレ率1.8%、4カ月連続で低下

チェコ統計局(CSU)が9日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で1.8%の増加にとどまり、上げ幅は前月から0.4ポイント縮小した。インフレ率の低下は4カ月連続。

構成比重の高い「食品・非アルコール飲料」が2.3%(前月は4.5%)、「自動車燃料含む運輸」は1.1%の上昇にとどまり、全体を押し下げた。「郵便・通信」は2.3%、「衣料品・靴」は0.1%下落した。

上昇幅が大きかったのは「医療」(3.8%)、「ホテル・レストラン」(3.4%)で、「アルコール飲料・タバコ」(2.3%)、「住居・水道光熱費」(同)、「教育」(1.5%)、「その他の財・サービス」(1.4%)も値上がりした。

同国の昨年のインフレ率は2.0%~2.9%の間で推移し、平均は2.5%だった。最低の2.0%を記録したのは4月、最高の2.9%は10月だった。過去12カ月(2017年3月~18年2月)の平均インフレ率は2.4%。

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