ブルガリア自動車業界団体、ハイテク研究開発センターを開設

ブルガリアの自動車業界団体オートモーティブ・クラスタ・ブルガリアは先ごろ、首都ソフィアにある技術パーク内に近く研究開発センターを開設する計画を明らかにした。主に電子部品や自動運転車の開発に携わるエンジニアを集めて研究開発を行うほか、訓練・教育施設も併設する。約4,000人の雇用創出を見込む。

オートモーティブ・クラスタのスタニスラフ専務理事によると、ブルガリアには自動車分野のハイテク企業があるものの、未だ少数に過ぎない。「ハイテク事業は今後3年で大きく伸びる見通しで、これを追い風に研究開発に力を入れれば、ブルガリアが南東欧地域のリーダーになれる」と期待を込める。

オートモーティブ・クラスタの調べによると、自動車業界はブルガリアの国内総生産(GDP)の5%を占める。業界の年間売上規模35億ユーロのうち、半分が電子部品となっている。

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