中国の陝西省に拠点を置く中国投資家がカザフスタン南部で鉛・亜鉛廃棄物リサイクル工場の建設を計画している。中東欧情報サイト『nov.ost.info』が9日、同州行政当局の情報として報じたもので、投資額は48億テンゲ(約1,220万ユーロ)。工場の年間処理能力は30万トンで、従業員は100人を予定する。
現地メディアによると、中国投資家が経営権を握る合弁会社GMKアチサジ( Achisaj)が昨年、南カザフスタン州の鉱業都市ケンタウにある鉱山会社ユズポリメタル(YuzhPoliMetal)の旧鉛鉱山を6,000万テンゲで買収した。GMKは鉱山廃棄物のリサイクリングを計画しているもようだが、今回のリサイクル工場計画との関係は明らかになっていない。
カザフスタンと中国は近年、石油・天然ガス、化学、エネルギー、鉱山、金属、農業、機械製造分野での提携を強化している。今年着工予定のプロジェクトを含めて、これまでに51の合同産業プロジェクトを立ち上げた。総投資額は270億ドルを超える。(1KZT=0.34JPY)