印複合企業リライアンス、エストニアのIT事業に1500万ユーロ

インドの複合企業リライアンス・インダストリーズはこのほど、エストニアで1,500万ユーロを投じてIT分野の事業に乗り出す計画を明らかにした。傘下のIT企業リライアンス・ジオ・インフォコム(Reliance Jio Infocomm)を通じ、エストニアを欧州市場への足掛かりにすると共に同国のIT技術を吸収するのが狙いとなる。同社の関係者は特にエストニアの電子政府関連技術に注目していると述べた。

インド現地紙『ヒンドゥスタン・タイムズ』によると、リライアンス会長のムケシュ・アンバニ氏は先月、エストニア政府との会合で電子政府分野における協力に関心を示していた。同氏自身がエストニアの電子居住者(e-resident)として登録を行っており、インドに居ながらにして欧州連合(EU)全域で事業を展開することができるとしている。

リライアンス・インダストリーズはエネルギー、石油化学、繊維、天然資源、小売及び通信に関連した事業を行っている。同社の時価総額は1億ドルで、株式の40%をアンバニ氏が保有している。

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