仏トタル、露ノバテクのLNGプロジェクトに参加

仏石油大手トタルは24日、ロシア天然ガス2位のノバテクが北極圏ギダン半島で進める液化天然ガス(LNG)事業「アークティックLNG2」に参加することで、同社と基本合意したと発表した。事業会社の株式10%を取得し、ロシアLNG市場における地位を強化する。トタルはノバテクに約19%出資しており、ノバテクを通じた投資を合わせるとアークティックLNG2株の21.5%を握ることになる。投資実施の最終決定は来年行う。

アークティックLNGは日量53万5,000石油換算バレルの生産が見込まれる大型プロジェクト。2023年を皮切りに、3つの液化プラント(年産能力:各660万トン)を段階的に稼動させる。

やはり両社が提携するヤマルLNGプロジェクトと同様、北極海を経由してアジア市場にLNGを供給する計画だ。

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