2018/6/6

自動車

JLRのスロバキア工場、9月に稼働へ

この記事の要約

英自動車メーカーのジャガー・ランドローバー(JLR)がスロバキアのニトラで建設している工場が、9月初めに稼働する見通しだ。現地通信社TASRが5月30日報じた。同工場はJLR初の大陸欧州生産拠点として2016年9月に着工 […]

英自動車メーカーのジャガー・ランドローバー(JLR)がスロバキアのニトラで建設している工場が、9月初めに稼働する見通しだ。現地通信社TASRが5月30日報じた。同工場はJLR初の大陸欧州生産拠点として2016年9月に着工。投資額は14億ユーロで、約1億3,000万ユーロを政府の助成で賄う。

ニトラ工場は組立、車体生産、塗装の各施設を備える。このうち車体生産棟では624台のロボットを導入し、今夏、試験生産に着手する。当面はランドローバーのSUV「ディスカバリー」の生産に注力し、2年後に新モデルを導入する。すでに従業員1,300人を確保しており、2020年までに2,800人まで増やす計画だ。

JLRは有能な人材の確保のため同工場に研修センターも設ける。投資額は750万ユーロで、施設面積は3,000平方メートル。工場の需要に対応する6段階の履修コースを設け、講義と現場実習を組み合わせた研修を行う。