米イリノイ州に本拠を置く物流向けITソリューション企業カーゴー(Carggo)がこの夏、ソフトウエア開発拠点をモスクワからリトアニアの首都ビリニュスへ移転する。現地採用を含めて、年末までに65人体制を整える。
投資招致機関のインベスト・リトアニアによると、モスクワから移る従業員約35人は、高技能職に認められる欧州連合(EU)の優遇滞在許可制度(ブルーカード制度)が適用され、入国手続きがスムーズに進む見通しだ。
カーゴーは、石油・天然ガス企業へのサービスを提供する露インテグラ・グループのフェリックス・ルバシェフスキ社長が2016年に設立した。欧州や米国に事務所を持ち、60人以上を雇用する。2019年までに従業員数を300人に増やす計画だ。