韓国の斗山グループは2日、電気自動車(EV)に使われるリチウムイオン電池用の銅箔をハンガリーで生産すると発表した。同社にとり欧州初のEV向け銅箔工場を設置することで、拡大する需要を取り込む狙い。投資額は明らかにされていない。
新工場はタタバーニャ工業団地で今年12月に着工し、来年10月に完工する予定だ。年産能力は5万トン。これはEV220万台の需要に匹敵する。
韓国の調査会社SNEリサーチによると、銅箔の需要は今後7年で年平均44%成長し、2018年の7万5,000トンから25年には97万5,000トンへ急増すると予想される。
斗山は2014年にルクセンブルクのサーキットフォイルを完全買収して銅箔事業に参入した。