スロベニアのヒドリア、クリーンディーゼル部品を生産開始

スロベニアの自動車部品メーカー、ヒドリアは2日、北西部のトルミーン工場で新製造ラインを正式稼働した。独自開発のディーゼルエンジン向け冷間始動システム「オプティマス(Optymus)PSG」を生産し、独フォルクスワーゲン(VW)をはじめとする大手メーカーに供給する。

オプティマスは圧力センサーを内蔵したグロープラグで、燃焼室の圧力をリアルタイムに計測して自動車制御コンピューターにデータを送る。これにより、燃料噴射装置(インジェクタ)などの制御精度が上がり、最大30%の省エネ・低排出が実現するという。

自動車大手は今年からオプティマスを組み込んだクリーン・ディーゼルエンジンの生産を開始した。これらのエンジンは2020年から適用される欧州排ガス基準「ユーロ5」にも対応しているという。

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