中国自動車大手の長安汽車が、ウズベキスタンでの電気自動車(EV)生産を検討している。ウズベキスタン外務省情報局がこのほど明らかにしたもので、組み立て工場を建設し、将来的に生産移転する方向で同国の刷新開発省と協議を進めている。同省は投資援助に前向きで、近く提携覚書を交わすことで合意している。
計画によると、工場建設地は国内東部のフェルガナ盆地で、第1段階となる組み立て工場への投資額は1,500~2,000万ドル。米シボレーのコンパクト車「スパーク」と「ネクシア」の類似モデルを年間数千台組み立てる計画で、当初の従業員数は100~150人を予定する。
長安汽車はウズベキスタンではEVとハイブリッド車(HV)の最新モデルの生産に注力する戦略を描く。2025年までに21のEVモデルと12のHVモデルを導入し、小型から上級クラスまで網羅した生産体制を構築する考えだ。