中国の電動商用車メーカー、恒源電動汽車集団(Cenntro)がブルガリア中部のプロブディフに工場を設立する。提携するルクセンブルクの電動二輪車メーカー、SEVIC eモビリティと共同で、3年間で総額1,000万ユーロを投資する計画だ。立地先となるプロブディフ市経済特区の運営者が12日に明らかにした。
新拠点では150人を雇用し、家庭用電源から充電できる小型電動商用車(最大積載量500キログラム)を生産する。恒源電動によると、新拠点では完成車の組み立てだけでなく、部品生産やメンテナンスも行う。
Cenntroは2013年に同社初のモデル「Kombi」を発売。14年にはフランスの電気自動車(EV)メーカーSTIL Brandt Motorsを買収して欧州に進出した。17年からはサプライヤーがアクセスできるクラウドベースの電動車開発プラットフォーム「Co-op」を運用している。