ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)は先ごろ、2018年6月の新車(乗用車・小型商用車)販売が15万6,351台となり、前年同月に比べ10.8%増加したと発表した。1~6月の累計は、前年同期比18.2%増の84万9,221台だった。
自動車製造業者委員会(AMC)のシュライバー会長は6月の販売について、「これまでの今年の販売伸び率と比べると市場回復のペースはやや減速したものの、極めて良い結果といえる」と述べ、一時的に販売成長を鈍化させた一因として、これまでの販売好調により、在庫が全体的に少なくなっていることを挙げた。また、ロシアの上半期(1~6月)の自動車市場は全体に好調で、今後数カ月は良好な勢いが続くだろう、との見通しを示した。