米ゼネラル・エレクトリック(GE)はこのほど、ウクライナのエネルギー大手DTEKと国内南東部ザポリージャ地方のプリモルスカ風力発電所に送電網連結システムを供給する契約を交わした。今年1月に両社が合意していたタービン供給を含む包括提携の一環となる。
今回契約したのは、幹線への連結に必要となる150キロボルトの高圧システムと、150、35、10の各キロボルトに対応する配電用変圧器。このうち変圧器にはウクライナで初となるデジタルシステムが採用される。
プリモルスカ風力発電所の建設は、国内発電量に占める再生可能エネルギーのシェアを2020年までに11%に引き上げるという政府目標に沿ったもので、DTEKは3億ユーロ超を投資する計画だ。GEは出力3メガワットクラスの風力タービン26基の供給、設置、メンテナンスを行う。来年の稼働開始を予定する。