ブルガリアの情報通信(IT)サービス大手アルテルコ(Allterco)のIoT(モノのインターネット)子会社アルテルコ・ロボティクスは17日、ドイツテレコムのスタートアップ支援プログラム「ハブ・ラウム(Hub:raum)」に参加すると発表した。テレコムのノウハウを吸収し、位置情報追跡機能付き子ども用腕時計「MyKi」やホームオートメーション機器「Shelly」の開発を前進させる狙い。
ドイツテレコムは有望な新技術を自社事業に導入する目的で、2012年にハブ・ラウムを立ち上げた。開発に必要なワークスペースを提供し、スタートアップ企業と自社の専門家が情報交換できる場を確保することで開発を後押しする。有望なプロジェクトについては出資も行っている。
アルテルコは今年2月に欧州通信事業から撤退するなど、IoT事業への集中を進めている。