プーチン大統領、サハリン島への架橋計画の検討を指示

ロシアのプーチン大統領は7月24日、同国の大陸部とサハリン島を結ぶ橋梁の建設について政府に対し検討を開始するよう指示したことを明らかにした。同大統領がサハリン州のコジェミャコ知事と会談した際に述べたもので、大統領は橋の建設で現地での生活環境が改善するとの見方を示した。

経済誌『コンメルサント』が26日報じたところによると、計画は間宮海峡を跨ぐ橋と共にサハリン中部のニシュとハバロフスク地方のコムソモリスク・ナ・アムーレ近郊までを結ぶ鉄道を建設するもので、ロシア鉄道関係者によると建設費は5,403億ルーブル(73億2,100万ユーロ)。完成すればシベリア鉄道からサハリン南部までが結ばれることになる。

昨年9月にはシュワロフ第1副首相(当時)が北海道とサハリンを結ぶ自動車及び鉄道用の橋の建設を提案していた。

同島の人口は過去25年間で30%以上減少し、50万人を下回っている。(1RUB=1.75JPY)

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