ハンガリーMOL、国内バス・サービス会社買収

ハンガリーの石油・ガス最大手MOLは7月31日、同国でバス事業などを行うITKホールディングを買収すると発表した。ブダペストや東部のデブレツェンなどで200台以上のバスを運用するITKを傘下に収め、サービス分野における事業力を強化する狙い。

MOLはブダペストで「MOLリモ」というブランド名でカーシェアリング事業を行っている。また自社や他社の車両の管理を行う「MOLフリートソリューションズ」を立ち上げたほか、eモビリティや都市交通関連サービスの展開も視野に入れている。

ITKはバス事業やIT関連サービス、エネルギー・環境サービスを展開するほか、電動ボートやバスの生産も手掛ける。昨年の売上高は4,330億フォリント(13億4,800万ユーロ)。今年春には独メルセデス・ベンツの低床式バス「レフォルム500LE」の生産をデブレツェンで開始している。(1HUF=0.41JPY)

上部へスクロール