チタン世界最大手のVSMPOアビスマ(ロシア)と米ボーイングは、2番目の合弁工場をウラル連邦管区スベルドルフスク州に開設した。投資額は55億ルーブル(8,230万ドル)で、商用機用チタン鍛造品を製造する。2009年に稼働した第1合弁工場と並行して運営する。
VSMPOアビスマはボーイングと長期供給契約を結んでおり、ボーイングのチタン需要の35%をカバーしているという。
米国が今年4月に対ロシア制裁を強化した際、ロシア議会は報復措置としてボーイングへのチタン供給中止を提案したが、政府が却下した経緯がある。