バルト3国、国際幹線道に5G通信網を整備

エストニアとラトビア、リトアニアのバルト3国はこのほど、同地域を縦断する欧州幹線道路E67号線(通称:ヴィア・バルティカ)に第5世代(5G)通信網を整備することで合意した。新運輸システムや自動運転車の開発・試験に活用するのが狙い。欧州連合(EU)が次期中期予算(2021~27年)で事業費を計上する見込みだ。

同整備計画ではエストニアの首都タリンとラトビアの首都リガ、リトアニアのカナウスを経由し、リトアニアとポーランドの国境まで続く道路で段階的に4G+、4G++を配置し、最終的に5Gへ移行する。コネクテッドおよび自動運転開発を促進することで、持続可能な交通実現に向けた進歩や、事故の減少、技術革新を支援する。国境地帯におけるスムーズな運用を確保するため、他国との提携も視野に入れている。

E67号線は欧州を南北に縦断する幹線道で、フィンランドのヘルシンキからバルト3国とポーランドを経由し、チェコの首都プラハに至る。

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