ポーランドの新航空グループ始動、業界再編にらみ

ポーランドで10日、LOTなど国内航空業界4社を統合する新しい国営企業「ポーランド航空グループ(Polska Grupa Lotnicza:PGL)」が営業を開始した。欧州航空業界再編の動きと軌を一にするもので、同社は中東欧航空市場「統合」の布石と位置付けられている。

PGLは今年1月、国内航空サービス産業に国際競争力をつけるという政府の方針に従い、国営企業として設立された。資本金は12億ズロチ(約2億9,000万ユーロ)。8月の競争当局(UOKiK)の買収許可を受けて、フラッグキャリアのLOTポーランド航空、整備会社のLOTエア・メンテナンス・サービス(LOTAMS)及び空港の地上支援業務を手掛けるLSエアポートサービス(LSAS)とLSテクニクス(LST)を傘下に収めた。

ポーランド政府はまた、ワルシャワ近郊に新しいハブ航空を建設する計画も進めている。(1PLN=30.02JPY)

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