風力発電の実証運転、NEDOがロシア極東で開始

2018年11月14日発行 No.1089号

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は8日、ロシア極東に極寒冷地仕様の風力発電機3基が完成し、実証運転を開始したと発表した。ディーゼル発電への依存度が高い同地域の電源多様化を支援し、エネルギーの安定供給実現を目指す。

実証事業は、ロシア北極圏に位置し、極東でも特に寒冷なサハ共和国内ティクシ市で実施する。今後は風力発電システムにディーゼル発電機、蓄電池などを組み合わせ、極地方に適応したエネルギーマネジメントシステム「ポーラーマイクログリッドシステム」を構築する。2019年12月からシステム全体の本格的な実証運転を開始する予定だ。同事業には自治体政府とロシア国営電力ルスギドロ、三井物産、東光高岳、駒井ハルテックが参加している。

極東地域ではディーゼル発電に依存する独立電力系統が多く、燃料輸送コストのために発電単価が極めて高くなっている。またディーゼル発電機の老朽化も進んでおり、エネルギーの安定供給への支障が懸念されている。

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