スロバキア統計局がこのほど発表した10月の鉱工業生産高(速報値、稼働日調整済み)は前年同月比で1.2%増加し、伸び幅は前月の0.4%から0.8ポイント拡大した。同業生産高の上昇は7カ月ぶり。製造業が3.6%拡大した一方、電気・ガス・スチーム・空調は12.6%、鉱山・採石業は17.2%それぞれ縮小した。
品目別にみると、主力産業の輸送機械製造(自動車含む)が7.3%増加したほか、機械設備製造は16.2%と大幅に拡大した。電気機器(5.5%)、ゴム・プラスチック・非鉄金属加工(2.5%)、ベースメタル・金属製品製造(2.3%)も堅調だった。
一方、電気・ガス・スチーム・空調(12.6%)、鉱山・採石(17.2%)、コークス・石油精製品(9.8%)、繊維・衣料・皮革製品(12.9%)、化学・化学製品(11.9%)は落ち込みが目立った。
財別では、投資財は8.2%、非耐久消費財は5.8%、耐久消費財は3.1%増加した。エネルギー関連製品は12.8%、中間財は0.7%減少した。