スロバキア11月インフレ率2.1%、3カ月連続で低下

スロバキア統計局がこのほど発表した11月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.1%上昇し、上げ幅は前月から0.4ポイント縮小した。インフレ率の低下は3カ月連続。価格変動の激しい食品と燃料を除いた基礎インフレ率は2.2%で、前月から0.5ポイント縮小した。

項目別では「運輸(自動車用燃料を含む)」の上昇幅が3.5%(前月は6%)となったほか、「食品・非アルコール飲料」は前月から1.3ポイント減の1%にとどまり全体を押し下げた。ほかに上昇幅が大きかったのは「宿泊・外食」(3.8%)、「雑貨・サービス」(2.8%)、「住宅・上下水道・電気・ガス・その他の燃料」(2.6%)、「家具・家庭用機器・住宅補修」(2%)。上昇幅が最も小さかったのは「娯楽・文化」の0.6%だった。

同国のインフレ率は2014年1月以降、ゼロからマイナスの水準が続いていたが、16年7月のマイナス0.9%を底に上昇に転じた。18年は2.1%~2.9%の幅で推移している。

上部へスクロール