ポーランド中央統計局(GUS)が15日発表した12月の消費者物価指数は前年同月比で1.1%上昇し、上げ幅は前月から0.2ポイント縮小した。インフレ率の低下は4カ月連続で、2016年12月(0.8%)以来の低い水準となった。前月からは横ばいだった。
上昇幅は「運輸」が4%(前月は6.1%)にとどまり、全体を押し下げた。ほか、上げ幅が大きかったのは「外食・宿泊」(3.1%)、「教育」(3%)、「医療」(2.9%)、「住居・光熱費」(1.9%)、「アルコール飲料・タバコ」(1.4%)だった。「衣類・靴」は2.7%、「通信」は6.1%下落した。
同国のインフレ率は2017年11月に中央銀行が目標値とする2.5%まで達した後、昨年3月に1.3%まで低下した。夏には2%まで回復したものの、9月から再び下がっている。